免疫の70%は腸がにぎる!!

現代人のストレス生活が 免疫力を下げている?

発酵食品が免疫力をアップさせる。そ のメカニズムをご存じですか? 免疫とは、体が本来持っている自然治癒力のこと。免疫力が高いと病気にかかりにくく、 かかっても軽く済みます。逆に、免疫力が低いと病気にかかりやすく、重症化しやすくなります。その差はどこから来る のでしょうか。「免疫細胞の多くは、白血球の中にあります。中でも特に重要なのが、白血球の35%を占めるリンパ球の中の『ヘルパーT細胞』です。最近の研究で、アレルギーやガン、自己免疫疾患などの発症リスクに関与していることがわかってきました ヘルパーT細胞には、1型(Th1) 型(Th2)の2種類があり、微妙なバランスを保ちながら存在しています。しかし、ストレスや食生活の乱れなど、何らかのきっかけで2型が優位になってくると、花粉症などのアレルギー反応が出た り、発ガンのリスクも高まります。逆に 1型が優位になりすぎても、免疫系が暴走し、正常な細胞を自ら攻撃する自己免 疫疾患などにかかる可能性が高まってし まうのです」

「ヘルパーT細胞の1型と2型のバラン スを保つには、常に腸内の環境を整えて おくことが大切です。というのも、リン パ球の6~7割は腸内の粘膜に存在して いるから。腸の働きが免疫力に大きな影 響を及ぼすのです。私たちの腸内では、 体に有益な働きをする『善玉菌』、有害物 質を作る『悪玉菌』、状況に応じて優勢な 菌に味方する『日和見菌』の3種類が、絶 えず勢力争いをしています。善玉菌が優 位になれば免疫力が高まりますし、悪玉 菌が優位になると、便秘や下痢を起こし やすく、免疫力が低下するのです」

腸内の”善玉菌〟と〝日和見菌〟を 味方につける発酵パワー

では、善玉菌が優位な腸内環境はどうすれば作れるのでしょう? 「そこで役立ってくれるのが、乳酸菌な どの効果で腸内の善玉菌を増やしてくれ る、発酵食品というわけです。『発酵食品を毎日食べていたら花粉症の症状が軽くなった』という話を聞きますが、これも 免疫力がアップしたことと無関係ではな いでしょう。ポイントは、毎日、続けて 食べること。腸内の善玉菌は、ストレス や寝不足、疲労などが続くと簡単に減ってしまうので、こまめに善玉菌の援軍、 を送り込んであげることが大切です」

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